看護師転職ごっこ

転職を繰り返した看護師の私が毎日元気になれるよう、仕事、人生にふらふらしたときに気ままに書いています。

看護師離職の理由トップは「妊娠・出産」

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看護師離職の理由トップは「妊娠・出産」前述したように、看護師の離職理由のうち、最も多いのが「妊娠。出産」だ。

 医労連が二〇〇九年に実施した実態調査では、妊娠経験のある看護職員の34.3%、つまり三人に一人が「切迫流産」を経験していることもわかった。

これは、1988年当時の調査の24.3%から10ポイントも増加。「一般事務職員」の「切迫流産」の17.1% (2007年度)と比べると17.2ポイントも高い。また、「流産」11.2%、「出血」は23.3%で、1988年の調査と比べると、こちらもそれぞれ7.5ポイント、12.8ポイントアップ。

離職理由は子育ても上位に入った

年を追うごとに深刻になっていく過密労働を、母性を取り巻くリスクの高まりが見事に反映している。日本看護協会の調査では、離職理由は「妊娠・出産」のほか、「結婚」「子育て」も上位に入った。

女性の社会進出が進み、出産や子育てをめぐる法律や社会資源が整う一方で、女性が最も古くから活躍してきたはずの看護師の職場が旧態依然とした問題を抱え続けているのだ。出産、子育てについて、さまざまな立場の看護師の体験や声を座談会形式に再構成して報告する。

Aさん(二〇歳代、現役、既婚) 「産体に入る前、師長に夜勤を減らしてほしいって相談したら、『私にはあなた以外のスタッフを守る責任もあるのよ』って言われてしまいました。私と赤ちゃんに犠牲になれってことだったんですかね」

Bさん(三〇歳代、退職、既婚) 「私は切迫流産だったので、主任に夜勤はできそうにないって言ったのね。そしたら、一週間くらい後になって『来月から新しい人が来ることになりましたから』だって。辞めたいなんて一言も言ってないんですけどって思ったけど、頭に来たから、そのまま辞めた」

Cさん(三〇歳代、現役、未婚) 「この間、職場の同僚が妊娠したんですよ。そうしたら、師長からにかの看護師に『今年はもうだれも妊娠はしないように』ってお達しがあった」

Dさん(五〇歳代、現役、離婚) 「ひとんちの家族計画に口出すなんて……」「理解してくれる師長や主任って、いないんですか」

Cさん「属人的な問題と言うより、立場がそう言わせているんですよ。主任は師長から、師長は部長から、部長はたぶん、事務方からちゃんと人事管理しろって言われているんだと思います。職場の構造的な問題」

Dさん「ただ、部下に冷たくなれる人じゃないと、管理職は務まらないと思う。妊婦に理解なんぞ示してたら出世なんてできないってこと」

Bさん「正直、師長より、同僚が冷たかった。たまたま、四〇歳代後半の看護師が多い職場で、ほとんどが出産経験者だったんです。でも、あまり助けてもらえなかった。逆に『私は臨月直前まで夜勤もしながら、産んだ』とか、『今は(法律が整備されて)産体や育児休暇がちゃんと取れて、いい時代になったよね』なんて嫌味まで言われた……」

Cさん「確かに、世代間ギャップはありますね。臨月まで仕事をしてた時代が異常なんであって……。先輩たちが頑張ったのは認めます。でも、私たちに当時と同じような頑張り48を求められても……。仕事の密度が違ってきてることは、上の世代の看護師もわかってるはずなんですけどね」

Dさん「私は四〇歳代だけど、世代間ギャップつて初耳」

Aさん「産体が終わって二年前に職場復帰したんですけど。先日、子どもが熱を出したので職場に電話したら、師長から『今日は人手が足りないから、休みはあげられない』って言われました。夫に会社を半日休んでもらって乗り切りましたが、先が思いやられます。じつはそれ以来、ちょっと夫とギクシャクしてるんですよ。先日も家事の分担のことで言い争いになって……。親がイライラしているのが伝わるのか、最近は子どもまで情緒不安定になったり、おねしょや指しゃぶりが復活したり。赤ちゃん返りっていうやつです。正直、今は仕事を続けるか、離婚か、という状況です。看護師の離婚率が高いってほんとうですか」

Dさん「たぶんね。私、シングルマザーだもん。子育てが一段落した後も大変だよ。もう、音の話だけど、子どもが小学生のころ、担任の先生から面と向かって『忘れ物やトラブルを起こす子どもの母親は看護師が多い』って言われたの。寂しい思いをさせているせいか

なあと、あのときはしばらく落ち込んだ」

Cさん 母親は自分を責めますよね。友人の看護師が生んだ子が知的障害だったんです。

職場から消える医師・看護師

彼女は生んだ後に仕事を辞めたんですが、『もっと早く仕事を辞めていればよかった』『あのとき、私がちゃんと休めば障害はなかったかもしれない』ってずっと言い続けています」。

「最近、一部の職場で夜勤や交代勤務につかなくても正職員として働き続けることができる『短時間正職員制度』を取り入れる病院が出てきていますね」

Bさん「私の病院にそういう制度があればよかったのに。勤務時間が短くなってもブランクがあるのと、ないのとでは全然違うと思う。辞めてから七年になるけど、医療機器とかカルテの書き方とか、変わつちやったよね。もう復帰する自信、ないな」

Cさん「ただ、時短職員が増えると、結局、日勤も夜勤もフルにこなす職員にしわ寄せがいくんですよね。そうすると、制度を利用した子も結局、居づらくなって長続きしない。

私の私見

短時間正職員制度を取り入れるなら、カバーし合えるだけの人手を確保しないと、根っこの問題は何も解決しないんですよ。