看護師転職ごっこ

転職を繰り返した看護師の私が毎日元気になれるよう、仕事、人生にふらふらしたときに気ままに書いています。

神経内科は命がけ!?

廊下を歩いていると、病室から”ドンッ”と音がする。急いで見に行くと、ちょっと痴呆が始まったおじいちゃん患者がベッドから床に落ちている。急いで抱え上げて戻します。と、次は別のベッドで体の不自由な患者さんの清拭。持ち上げて、体の向きを変えて・・・・・。ナースになると、人の体の重さをしみじみと実感しますね。

 持ち上げる辛さだけならいいんです。高齢の方で痴呆が始まっている患者さんとかだともう大変。自分の思っていることが伝わらないイライラのせいか、暴れてしまう患者さんも結構いるんですね。そうなったらナース数人がかりでおさえつけて、なだめて・・・・・。痛い思いをすることもしばしばです。

私もよく、痛い経験をしました。

何を喋っているのかよく分からないおじいちゃん患者と話をしていたときのこと。最初は「はい?はい?」と聞き返していましたが、そのうちあまりにも私が聞き返すので向こうがイライラしてきたんでしょうね。「ウ~ッ!」といううなり声と共に、飛んできたおじいちゃんの拳。

どうしたかというと、とっさに受け止めました(笑)。で、その拳を受け止めたまま、

「おじいちゃん、パンチはないでしょ~、パンチは」

と笑いつつ、おじいちゃんとしばらく会話を続けましたっけ。あ、べつのおばあちゃん患者さんと一緒にテレビを見ていて、こちらが生返事をしていたらいきなり平手打ちをくらったこともあります(笑)。

「ちゃんと話を聞きなさい!」

と怒られました。すみません、と謝ってまたおしゃべりをしましたけど。

こういうとき笑ってサラリと流せるナースの方が得だよなあ、ってよく思いますよ。私なんかももう慣れたというか気にしないことにしましたけど、時々痴呆の患者さんに殴られたショックで、しばらく患者さん恐怖症みたいになってしまうナースもいます。

確かに、その気持ちも分からなくはないです。私も、アルコール依存症かつ脳血栓の男性患者さんが禁断症状で暴れている姿を目の当たりにしたときには、仕事とはいえ一瞬体がすくんでしまいました。

患者さんが暴れてしまったり、何かあるか分からない救急や精神科は男性看護師を優先的に回してもらえるんですね。それを横目で見ながら、いいよなあ・・・・・と仕事をしていたものです。

少しでもいいから、男性看護師が増えれば、ちょっとは心強くなるんじゃないかな、と私は思うんですけどね。

ライティング&投稿 小西 仁瑞