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看護師転職ごっこ

転職を繰り返した看護師の私が毎日元気になれるよう、仕事、人生にふらふらしたときに気ままに書いています。

不良患者

experience

私たち医療に従事するものは、どんな患者さんにも平等に接しなくてはなりません。

私たち看護師は、このことは常に肝には銘じています。

でも、なかには、ちよっと敬遠したいような患者さんが存在するんです。そしてこういうた患者さんのことをまとめてブラックリスト患者と陰で呼んでいるのです。

 ブラックリストといっても、実際にリストやデー夕べースがある病院もあれば、カルテの片隅に"要注意"と書かれていることも。こういうたブラックリスト患者にはいくつかのパターンがあります。

 1. クレーマー

例えば、ちよっとした腹痛などで外来に診療に来ても、後から、「全く治療をしてくれなかった。私を殺す気か!」とクレームの嵐。もちろんその場で適切な対応はしているんです。

それでも彼女(今回は女性です)は、延々と看護師に向かって不満を訴え続けるんです。対応する方も大変ですが、この彼女が一度、風邪をこじらせて入院することになってしまったんです。

病院側はこれは何かあるぞ、と覚悟していたようですが、案の定入院中も、「こんなことをして私を殺す気か!」と言って自己退院していきました。

こういうたひどいクレーマ患者さんは結構います。そんな人の場合、病状がちよっとひどくて入院が必要かもと思っても、カルテに入院要注意(必ず○○先生に確認を)、と朱書きがしてあったりするんです。

そして、そういう人の決まり文句は大体、「訴えてやる!」こちらとしては、某お笑いグループ(3人のリアクション芸人)のネタを思い出して笑いそうになってしまいます。

個人情報保護法のせいですぐにカルテ開示を求める患者さんも多くなりました。見て納得されるなら別に構いませんが、ちよっと度が過ぎるところもクレーマーと紙一重です。

2. 踏み倒し

これもカルテに朱書さされるパターンです。

治療費や入院費を踏み倒す患者さん。この不況のご時世、年々こういう人が増えているみたいです。こちらも、なんとか阻止しようと頑張るんですが、何度も踏み倒す人もいます。

でも、特に公立病院だと、むげに診療を断るわけにもいかないので、ここが辛いところです。どうして公立病院だと断れないかというと、やはり、税金で経営をしているのだから、という風に言われてしまいます。

公立ゆえに、余計に叩かれやすいというか、私は今公立病院にいるので私立の病院を時々うらやましく思うことがあります。

3. ○○中毒

よく、ハルシオンなどの睡眠薬を得るために、不眠症を装って外来を訪れる人がいます。こういうときは、本当にその症状で苦しんでいるのか、それとも単に薬が目当てなだけなのか、見極めが難しいところです。

こういうた薬が、裏で1錠いくらで売られていたりするようです。また、麻酔前投薬として使われる注射の中毒になってしまう患者さんもたまにいます。

でもこういった患者さんの場合は、元々の原因が心の中にあることが多いのです。だからどうしてその薬が必要なのか、なぜそれに頼らなくてはいけなくなったのか。看護師が世間話をしながら、それとなく聞き出して対処をしてあげることが一番の治療行為だったりします。

最後に

実は、私が今担当している患者さんがどうやら他の病院でブラックリストに載っているらしいんです。しかもふたつの病院で。看護学校時代の友人の交流が多いので意外に横の繋がりがあるのです。

だから他の病院の噂話も時折入ってくるんです。

私の担当している人は40代の男性ですが典型的なクレーマータイプ。まあ、右から左に流すようにしていますから大分慣れてきましたけど。公立病院で働く辛さを実感する瞬間です。