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看護師転職ごっこ

転職を繰り返した看護師の私が毎日元気になれるよう、仕事、人生にふらふらしたときに気ままに書いています。

看護師のキャリアアップで成功する10の人生の設計図

experience

多くの看護師が「管理職になりたくない!」と言う反面、「キャリアアップはしたい!」と思っているでしょう。実際、看護師には管理職以外のキャリアの選択肢は多くあり、そのプロセスも様々です。どんなキャリアの道が自分に適しているか?また、日々の仕事からどの様にキャリアを積めばいいのか?それには、ちゃんとノウハウがあるのです。

看護師のキャリアアップへのルート

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キャリアのルート

看護師にはいくつかのキャリアがありますが、そこに達するそれぞれのルートを知ることも大切です。
1年後、5年後、10年後、「仕事ができる看護師」という漠然とした目標だけでは、キャリアアップは難しいでしょう。具体的な資格や昇進など形がハッキリとしているものを目標とすることで、自分が積むべきキャリアが明確になってくるのです。
ここでは、看護師の代表的なキャリアについて紹介していきます。

①病院、施設

◆専門看護師・認定看護師(日本看護協会HPより)

高度化、専門分化が進む医療現場における看護ケアの広がりと看護の質向上を目的に、看護界の総意で資格認定制度が発足しました。専門看護師、認定看護師、認定看護管理者の3つの資格があります。日本看護協会では、教育機関の認定と、専門の教育・研修を受けた看護職への資格認定を行っています。
専門看護師も認定看護師も資格を取得してからの活動は、組織の中で得られた知識を他の看護師に伝達したりなど、病院や施設においてリーダー的役割を果たすことになります。病院もまた、専門看護師や認定看護師がいることで診療報酬上のメリットがあります。よって、資格取得のためのサポートを積極的に行ってくれる病院や施設もあるようです。しかし、歴史が浅い資格であるが故に、病院側がどのように専門性を発揮し活躍させようか試行錯誤しているというのも事実です。活躍の場が確立されていないからと落胆するのではなく、自ら学んだことを活かしてどのように貢献できるのかを提案しながら活躍できるのではないでしょうか。

◆特定看護師とナースプラクティショナー

この二つは日本ではまだ法制化されていません。現在、厚生労働省をはじめとして、日本看護協会、日本医師会など関係者によって検討委員会が開催され、これらの資格を法制化すべきか検討されています。
ナースプラクティショナーは、すでにいくつかの大学院修士課程において養成コースが設置され、すでに卒業生を輩出している大学院も存在します。
医師不足、高齢化社会、欧米での先行事例などを踏まえると、今後需要が見込まれる資格のひとつであるという可能性は高いでしょう。
特定看護師とナースプラクティショナーの大きな違いは、医師の包括的な指示の元で医療行為を行うのが特定看護師、医師の指示を受けずに医療行為を行うのがナースプラクティショナーです。

◆管理職

民間企業などでは課長以上が管理職に該当しますが、病院や施設に勤務する看護師の中の管理職は、主任・師長・看護部長・副院長などがこれにあたります。
この管理職になるには、勤務経験や管理職としての能力を病院や施設が判断した上で、管理職昇格試験を受けるという課程が一般的です。
一方、日本看護協会に認定されている看護管理者という資格があります。これは、看護管理者認定審査に合格し、管理者として優れた資質を持ち、創造的に組織を発展させることができる能力を認められた人が得られる資格です。この資格がないと管理者になれないというものではありませんが、医療職最大数の看護師をマネジメントする管理者の仕事は、経験も知識も豊富であることが望ましいと言われています。ですから管理職を目指す人は、この資格を視野に入れておくと良いでしょう。

②学術(教育・研究)

看護師養成校には看護知識と看護師を養成するための看護教員としての資格を取得した教員や教授などがいます。看護教員になるためには、看護師として5年間の臨床経験を積むことや厚生労働省管轄、文部科学省管轄、看護協会管轄などの看護教員養成コースを受講する必要がります。受講期間は6ヶ月から1年と様々でどのような学校で教育者となりたいかを踏まえて養成機関を選ぶ必要があります。
また、大学院等で看護関連の研究を行うという場合もあります。看護系大学の教員や教授として学生指導を行いながら、自らの研究領域を極めていくというスタイルです。国民にとって有効であったり、医療職にとって大切だと思われる研究を実践したいという看護師には最善の道と言えます。

③企業(勤務・起業)

企業で勤務したり、自ら会社をつくる看護師がいます。企業でも看護師が活躍する場はとても多く、例えば企業内の健康管理室で社員の健康管理者として、健康面でのサポートを行う仕事です。
また、治験(国から薬として承認を受けるために行う臨床試験)を行う企業で治験コーディネーターという仕事をする看護師もいます。
治験コーディネーターとは、まだ承認を受けていない薬剤を、関連する疾病を持つ患者さんに使用してもらい、臨床データを取得するため、医師と患者さんの橋渡しや、治験を実施する薬の説明を行います。 語学が堪能な看護師は、外資系医療企業の中で医療材料の説明をクライアントに行うなど、語学力と医療知識を活かした仕事をする看護師もいます。実際、医療材料や手術で使用する器械は、外国製品が多いため需要があるのです。
一方、看護師の経験や資格を活かし、持っていた問題意識を解決するために起業する看護師も存在します。現在は、訪問看護ステーションを株式会社形式で設立することができます。会社設立の要件もそれほど厳しくありませんから、自分の思いを形にするひとつの選択肢となるのではないでしょうか。

④社会活動(国内・海外)

ボランティア事業として、開発途上国などへ人材を派遣し、途上国の方々の生活、文化、健康などをサポートする団体を通じて看護師の資格を活かし、開発途上国で看護を提供するという道を選ぶ人もいます。「青年海外協力隊」が代表的な団体です。
国内では、NPO法人を立ち上げ社会活動を専門とする看護師もいたり、病院や施設勤務の休日を利用してボランティア活動を行う看護師もいます。
自衛隊の予備自衛官という制度で、普段は病院等に勤務しながら、災害などの有事の際には自衛官として、救護活動を行う看護師もいます。これには予備自衛官になる前の予備自衛官補としての訓練期間がありますが、通常の勤務をしながら休日等を利用して訓練を受けることも可能です。予備自衛官補としての訓練が終わると、予備自衛官補としての登録され、年に1度の訓練を受けます。 このように、各組織に所属しながら社会活動を続けていくことができるというのも、看護師の大きなメリットとも言えます。

⑤政治(国・地域)

国会議員や地方議員として看護師資格を有しながら活躍する人もいます。日本で女性に参政権が制度化されたときからほぼ毎回、看護師資格を有した国会議員が誕生しています。

⑥行政(厚生労働省・地方)

厚生労働省の中には看護課があり、看護に関する制度を改善、検討する課が存在します。この看護課の課長には看護師が就任します。また地方行政でも看護師資格を有した職員が勤務し、地域医療や看護問題の解決を行っています。

⑦保健師(地域・企業)

保健師は、看護師資格を有しなければ、保健師国家試験に合格しても免許を得ることはできません。仕事内容は、地域活動や健康教育、保健指導などを通じて、疾病の予防や健康増進などを行います。保健所に勤務し地域保健活動を行ったり、企業での特定健診が実施されてからは、健康相談や健康指導をさらに実施することも増え、活躍の場は広がっています。

⑧助産師(勤務・開業)

助産師も保健師と同様に、看護師資格を有しなければ、助産師国家試験に合格しても免許を得ることはできません。また、看護師や保健師と違うところは、現在は女性のみが助産師資格を取得できます。仕事内容は、妊娠や出産に関すること、新生児の保険指導などを行うことができ、自ら開業する資格を持っています。なので、病院勤務以外にも、助産所を開業し、分娩や妊婦などへの保健指導を行うことができます。

ご紹介したキャリア以外にも、看護師資格を活かしながら無農薬野菜を提供する農業を行ったり、飲食店で疾病に合わせた食事などを提供する看護師も存在します。
看護師という資格を活かし活躍するキャリアには、無数の可能性があるのです。しかし、このようにキャリアアップし活躍したいけれど、「こんな風になりたいなぁ」と思っているだけでは、失敗してしまいます。
次に、キャリアアップを成功させるノウハウをご紹介します。

キャリアデザインを作成しキャリアアップをイメージする

キャリアデザインとは、「自分の人生における仕事の部分を、自分で自分らしく、作り上げていく」ということです。自分がどのような仕事を通じて、どのような経験を積んでいき、どうなりたいかを考えると同時に、自分がどんな時代を生きているのか、状況や環境に照らし合わせて自分の人生の設計図を作成するのです。

具体的なキャリアデザインの方法

自分の人生を設計するって、大掛かりでイメージしにくいかも知れません。

例えば、家を建築することを想像してみましょう。家を建てるには、設計図が必要となってきます。建てる土地や気候も考慮し家の建て方にも工夫がいります。北海道なら、雪や寒さを防ぐために、屋根の傾斜や扉や窓の構造も違ってきます。要は、土地や気候・環境に適しているかということを考えるのです。
家を建てる土地や気候・環境が、今の自分を取り巻く時代や社会状況に当てはめて、そういう状況の中で、作ってきた家の基礎の部分、それは、自分の性格、能力、興味、価値観、経験と考えましょう。
まず、自分自身がその状況を理解していないと、その上に住みやすい家を建てることはできません。
状況がわかれば、後は自分の人生をイメージし、設計図を書いて、家を建てていけばいいのです。設計図なしに家は建てられません。建てたとしても、自分が想像していたものと違った家が建ってしまいます。
一度建てた家は、家族構成が変わったり、老朽化からリフォームをしたり、その都度、メンテナンスが必要となってきます。
そうです、時代は刻々と変化していきます。どう変わるのかは、誰にも分からないことです。ただ、どんな状況に置かれても、自分自身が「こういう私だから、こんな人間になりたい!」というブレない志を持っていれば、的確な判断ができるようになります。すなわち、基礎がしっかりした家は増築も改築もOKということです。

キャリアプランを実現するために

看護師は、様々なキャリアを積むことができる仕事です。その一方で、しっかりとしたキャリアプランを持っていないと、何かあるごとに次々と職場を変わり、いざ資格を取得したいとき、経験年数として加算できないようなキャリアを積んでしまうという危険もあります。
現在、看護系の大学などではキャリア開発の授業も組み込まれ、看護師のキャリアを学生のうちから考える学校も出てきています。
自分がどんな未来像を持ち、看護師としてどのような経験を積んでいく必要があるのかを考えることが、キャリアアップには必要なことなのです。

ライティング&投稿 小西 仁瑞