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看護師転職ごっこ

転職を繰り返した看護師の私が毎日元気になれるよう、仕事、人生にふらふらしたときに気ままに書いています。

理想の看護師像と真実の看護師~翼が折れた白衣の天使~

皆さんは看護師さんをどのようにイメージされているのでしょうか?よく言われるのが、「白衣の天使」。確かに、何かしら患って入院していると、気持ちが荒んだり、不安になっているところに、甲斐甲斐しくケアしてくれる看護師さんは、天使いや聖母マリア様にも見えるでしょう。ここでは、同じ看護師さん目線からの真実の看護師像をご紹介します。

 まず、これぞ”看護師の鑑”と言われているK美さんの仕事っぷりを上司である某医科大学病院内科病棟主任のG子さんが語ってくれました。

昨今、個人情報について、病院内でもナーバスになりすぎる風潮だけど、G子さんによると少々立ち入り過ぎかも知れないけれど、看護上とても重要だと仰ってます。

彼女の部下のK美さんは、よくもそんなことまで、と思うくらい患者さんのプライベート事情を把握しているそうです。患者さんの家族構成はもとより、経済的事情や子供たちの素行等まで、根ほり葉ほり聞き出し、まさに患者さんの人生そのものをフォーカスしているかのようだと言います。「K美さんは、聞き上手の上をいく、話の引き出し上手、そしてその情報を看護に活かせるの。看護師の鑑よ」とG子さんは目を細める。

入院看護とは、患者さんの衣食住、個人的習慣や宗教にまで関わることなので、個人情報を把握することは大切なのです。特に、転院等、他所に引き渡す際に最善の看護を申し送るための重要ポイントとなるそうです。K美さんのような看護師さんは「理想の看護師像」ですね。

「幸せな結婚のはずだったんですけど・・・」と大手胃腸科系専門病院勤務のB子さんは、ため息交じりにこぼしています。未だに病院離れできない元同僚のことです。

この同僚の看護師さんだったC子さんは3年前、いくぶん長めの春ではあったが同じ病院のドクターとめでたくゴールイン。と同時に病院も寿退社しました。

しかし、結婚してから1年過ぎると、勤務中の旦那さんへ彼女から頻繁に電話がかかってくるようになりました。それはもう、会議中であろうと、はたまた手術中であろうとおかまいなし状態。不在であると答えても、どこへ行っているのかと事細かに問い詰めてくるのです。嫉妬心からだと思われるのですが、ここまで来ると病的でストーカーじみて、仕事にも支障は出るし、患者さんにも被害が被ってしまって・・・と顔を曇らすC子さん。

おそらくは、看護師の現役時代に見聞きしたドクターと看護師の奔放な愛欲関係が頭に残っているからの行動だと思われますが、最近ではさらにエスカレートしています。

電話どころか病院にも出張って来るようになって、とうとう旦那さんが執刀中にも関わらず、子供が緊急事態との理由で乱入してくる騒ぎになったそうです。C子さんの看護師現役時代は、後輩からも患者さんからも信頼される人だったのに・・・ここまで変われば別人じゃないの?というくらいだそうです。

これはイケてないを通り越してヤバい話と言う都内総合病院整形外科病棟副師長のT美さん。

彼女は数十年前に北国のとある病院に勤めていた時のある事件について語ってくれました。

彼女の同僚にアラフォー、独身の看護師さんがいました。その彼女はちょくちょく同僚の看護師さんたちから借金をしていました。T美さんも給料日までということで2~3回お金を貸したことがありましたが、いつも約束通りに返済してくれていたのでそれほど気にはとめていませんでした。

しかし、ある時、診察受付の窓口から患者さんの健康保険証が盗まれました。警察が調べたところ、犯人はこの借金看護師さんでした。さらに調べると覚せい剤中毒。お金に詰まって、盗んだ保険証を使ってサラ金あたりからお金を借りようとしたらしいとか。拘留された彼女は、留置場で首を吊って亡くなったそうです。彼女には薬剤関係には繋がりがなく、”クスリ”の入手ルートは病院内からではなかったのですが、死人に口なし、購入ルートはわからぬまま・・・。何とも後味の悪い顛末ですね。

T美さんは付け加えます。「大抵、勤務態度が良かったり、患者さんから人気の看護師さんほど、わかんないのよね~」と。

ライティング&投稿 小西 仁瑞