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看護師転職ごっこ

転職を繰り返した看護師の私が毎日元気になれるよう、仕事、人生にふらふらしたときに気ままに書いています。

ヤッてしまった!背筋が凍る医療事故・・・看護師だってミスをする

experience

看護師だって人間ですから、いくら注意をしても間違うこともあるとはいっても、医療の現場では、シャレにはなりません。俗に言う医療ミスや医療事故とは、医療行為に関する判断の誤りやミスをいいます。ちなみに、医療過誤とは前述の医療事故のうち医療側に法的責任のある場合をいいます。どれだけ細心の注意を払っても「それでもやってしまうんです・・・」

 と、総合病院循環器内科病棟勤務のS美さんが「ホントにナイショよ」と過去のミスを語りました。

その日、夜勤の同僚K子さんが夕方出勤すると、日勤のS美さんが青ざめていました。どうやら「ヤッてしまった」らしい・・・それも致命的な過失を。

彼女は担当患者さんの弱った心臓に活を入れるカリウム剤(K・C・L)を、生理食塩水500CCで薄めず、患者さんの手首からダイレクトに点滴してしまったのです。この”K・L・C”を直接静脈に入れると、通常は即死。

この致命的ミスの報告を受けた医師は、その場で卒倒するくらい泡を食いました。すぐさま、24時間心電図に張り付くようS美さんに指示を出すものの、絶対絶命、患者さんの命は風前の灯・・・このミスは瞬く間に病院を駆け巡り、責任を取るのはS美さん?担当ドクター?はたまた院長?とか、裁判になったらいくら慰謝料請求されるとか、もう病院内はてんやわんや。危うく他の入院患者さんに漏れ聞こえる勢いであったとか。

ところが、どうしたことでしょう。死ぬのは間違いなかった患者さんはケロッとしているではありませんか!あわやのところで事なきを得たというお話。

とは言え、ミスが起こったことは事実なので、このウワサが他の患者さんの耳に入り、ウワサがウワサを呼び、今でいう”炎上”状態となっていたかと思うとゾッとするとS美さんは言います。2次災害というやつですね。

現在は、”K・L・C”を点滴の途中から入れられないように改善されています。

と言っても、人は、ヤッてはいけないとわかっていても、時に悪魔に魅入られたようにヤッてしまうことがあるようです。もちろん、看護師さんもドクターも医療に従事している人は皆、”あってはならないこと”と認識しているので、看護師さんを信頼しましょうね。

 ライティング&投稿 小西 仁瑞