読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

看護師転職ごっこ

転職を繰り返した看護師の私が毎日元気になれるよう、仕事、人生にふらふらしたときに気ままに書いています。

小児病棟は看護師に傷を与え続けるシンプルな理由

experience

看護師たちに一番人気の科が「小児科」です。でも私は子供があまり好きではないので、好きこのんで行きたくはないなあ、というタイプです。そして、もうひとつ小児科に行きたくない理由があるんです。それはお母さん。

 患者さんの家族と私たち看護師や医師のコミニュケーションというのは、ときとして難しいものなのです。でも、ある程度のお年を召した方の家族の方は、どこかで覚悟されている部分というのもあったりします。

f:id:una-kowa:20150809221130j:plain

ですが小児科の場合、自分の子供がある日突然病気にかかつてしまったら、もしくは病気や障害を抱えて生まれてきてしまったら、家族の方は、なかなかその現実を受け入れられないものなのです。

お母さんのケアも看護師の必須事項

特にお母さんの精神的ショックは、見ていて本当にやきれないものがあります。

病気には、すぐに治るものもあれば、長期の闘病生活が必要なものもあります。小児科に長期で入院している子供の場合、お母さんのケアも看護師の必須事項です。

お母さんは、どうしても自分を責めてしまいがちになります。明らかに精神的に追い詰められているお母さんの様子は、同じ女性として本当に辛いものがあります。

また、だいたいそういうお母さんに限って神経質になっているものです。看護師の仕事を細かくチェックしたり、医師にいろいろと問い詰めたり。

本音で言えば、やりづらいのですが、彼女たちの気持ちが分かる分、ジレンマもあり自分自身のストレスになってしまいます。

一度治ったと思ったのに再発してしまったときも、本当に辛いです。医師に、「どうして再発するんですか?治ったんじやないんですか!」と詰め寄るお母さんの姿を見かけたことがあります。

きっと彼女は医師に怒るのと同時に、自分のこともどこかで責めてるのでしよう。

 

看護職のなかで都道府県免許の准看護師に対し、国家資格をもつ看護師を正看護師と呼ぶことがあるが、診療報酬では正看護師比率、在院日数などによって1人1日当たりの入院基本料が定められており、病院の収入源となっています。

以前は現行の「10対1」が最高基準だったが、2006年度から「7対1」が最高値として新設されました。2008年度で患者の重症度を考慮する「看護必要度」が算定基準に導入され、入院基本料は「7対1」が最高で1万5550円、「10対1」で1万3000円、「13対1」で1万920円、「15対1」で9540円(2010年度から9340円)となった。
http://jns2013.jp/hospital-pediatrics

 

jns2013.jp

このような国の政策にも影響を受けてはいますが、非常に離職を考える看護師も多いのです。

私が小児科に行きたくない理由、それは、そういったお母さんたちを見るのが辛いし、やりきれないからなんです。小児科は、お母さんが怖いからというのが、私や友人みたいな小児科に行きたくない、という看護師の口癖の一つです。

だから小児科の医師や看護師を見ると、すごいなと思うときはあります。医師は、全般的に優しい人が多いかもしれません。固定用のテープやガーゼひとつにしてもサイズが大人用と全然違いますから、作業が細かくて丁寧な人が多いという印象です。

ちなみに、自ら望んで小児科に行った看護師は幸せかというと、そうとも限りません。

子供が好きだから辞めてしまう看護師

逆に、子供が好きだからこそ、小児科での現実にショックを受けてしまう人も大勢いるはずです。子供たちが病気で苦しむ姿や、幼くして命を落とす姿。

小児科病棟でのそんな毎日は、子供好きであるがゆえに、想像以上の傷を彼女たちに与えます。ですから、精神的にまいってしまい、異動願いを出したり、辞めてしまう看護師もいます。

もしこれを読んでいる方に小児科の看護師を目指す学生さんがいるとしたら、この現実を少し覚えておいてほしいと思います。