看護師転職ごっこ

転職を繰り返した看護師の私が毎日元気になれるよう、仕事、人生にふらふらしたときに気ままに書いています。

看護師になりたい理由が斜め上を行く!理想と甘くない現実

一生涯の手に職を付けるためにとか、白衣の天使に憧れてとか、看護師になりたい理由は、それぞれありますが中には「そこに影響されたの?」というちょっと変わった理由で看護師になった人も・・・。「え?こんな仕事だったの?」と実際に働く前とのギャップが大きく、それが影響して辞めてしまう人もいるのも事実。最近では看護大学を卒業後、看護師として働く以外の道を歩む人もいるようです。そんな看護師さんたちの理想と現実をご紹介します。

 「高校生の時、交通事故で鎖骨を折って入院したのがきっかけ」と某市立病院整形外科病棟勤務のR美さん。さぞかし、感動的な出来事があったのではと思いましたが、彼女が看護師さんになった理由はあまりにも明快でありました。

彼女が入院したのは整形外科の病棟で、同世代の若くて健康な男女が多く入院していました。お互い、和気あいあいで話もはずんで、毎日が合コンのようでそれはそれは楽しい入院生活だったそうです。看護師さんたちもイキイキ楽しそうに働いているように思えて、「病院は楽園だ!」と彼女は本気で思ったそうです。

というワケで、彼女は高校を卒業すると楽園のような病院で働くべく、迷うことなく「看護師の道」を目指しました。しかし、現実は全く違ったそうです。まあ、当たり前なことですけどね。てゆうか、病院を楽園と思う時点でズレてますよ。

一方、大手メーカー系総合病院内科病棟の看護師長T子さんの場合は「漫画が私を看護師にしました」とこれまた意表をつく発言。

彼女は小学生の頃から少女漫画『星は○○なり』や『キャン○ィキャン○ィ』に熱中し、作中のキャラクターにとても感動し、幼くして看護師を志したそうです。

さらに、小学校の理科室にあった人体標本模型やホルマリン漬けの臓器類にひどく惹かれて、放課後こっそりと理科室に入り浸るくらいの、人体フェチ。

失礼ながら日々、生きた標本に向き合って、元気ハツラツと師長としてバリバリ働いています。

近年の看護師不足からでしょうか、看護師さんのスカウトも登場しています。

毎年高校の進路相談シーズンめがけて、看護系大学・短大や専門学校の就職指導員が、九州や東北の高校を行脚して「将来の看護師への道」と称して進学を勧めてまわっているのです。それもあって、首都圏の看護師さんは、九州や東北出身者が多いそうです。

実際、生徒やその保護者にとっても看護師という職業が比較的信用がある職業で、給料も悪くないし定年もなく、安定しているので歓迎されているようです。また、地方は就職先の減少や給与が低いことから、東京に出ることも抵抗ないと言います。そして、何といっても将来の結婚を考えると引く手あまたで、良縁を期待している生徒や保護者も多いとか・・・。

そうやって、スカウトマンが集めた成果もあってか、看護系の大卒者が急激に増えているそうですが、ある大学病院のドクターと看護師さんは、いぶかしく思う傾向があると言います。

口を揃えて言うには、「看護大を出ても看護師にはならず、製薬会社に就職したり、看護系の学校教員になったり、小中学校の保健師になったりするコが増えているんです。いずれもキレイな仕事に就こうとする魂胆がミエミエで・・・」

まあ、手を汚したくないというのは「看護」に限ったことではなく、現代の傾向かもしれませんね・・・

ライティング&投稿 小西 仁瑞