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看護師転職ごっこ

転職を繰り返した看護師の私が毎日元気になれるよう、仕事、人生にふらふらしたときに気ままに書いています。

これはキツイ・・・看護師も理不尽だらけ?辞めたいと思う瞬間

experience

どんな仕事だって、「辞めてやる!」と思う時が一度や二度は誰でもあるでしょう。それは、看護師さんも同じ。「看護師が転職を考えるとき。その理由には本音と建て前がある?」でもご紹介していますが、辞めたいと思う看護師さんは実に75%いるんですね。理由も様々ありますが、中でも理不尽なことは、心が折れてしまいます。

 辞めたいと思ったのは「何と言ってもクレーム時!」とヤッパリな答えをしたのは、総合病院内科病棟勤務のY子さん。誰でもクレームを受けたら、自分に落ち度があったと反省はするものの、やはり凹むものです。しかし、Y子さんは畳み掛けるように付け加えます。「そのクレームも後から投書やメールなんかで来るやつ!」「そんな状況で師長がかばってくれない時!」と。

ある日、Y子さんは尿管結石の患者さんの治療準備をしていましたが、急に治療の優先度が高い患者さんがいることを知らされて、尿管結石の患者さんの準備を後回しにして待ってもらいました。この対応をマニュアル通り、Y子さんはミスを犯してはいません。また、その場では何事もなく、その患者さんも予定通りに退院しました。

しばらくした頃、Y子さんは、師長から小部屋に呼び出されました。

「あなた!患者さんを放っておいたでしょう。クレームが来ているわ!」と叱責され、あることないことをタラタラ、ネチネチと言われ続けました。Y子さんの心の中では「あの日の処置は、全て師長に報告して特に問題があったなんて指摘されていないのに!クレームの責任を全部私に押し付けるなんて!やってらんない!」と叫んでいました。この日は、Y子さんは口惜しくて口惜しくて、患者さんの前でもボロボロと涙を流してしまったとか。

確かに、クレームなどはその場で言われる方が嫌味もないですし、謝罪等の対応もできます。事実、後出しジャンケンみたいなクレーム(こういうクレームに限って理不尽であったりする)を受けた人も多いのではないでしょうか?追い打ちかけるように、上司からネチネチと叱責されたら、もう凹みマックスですよ。せめて、これを読んだあなたは、後出しジャンケンクレームは避けてくださいね。

理不尽なことをもうひとつ。

ドクターは、末期の患者さんやその家族には余命について告知するのですが、意外なことに看護師さんに知らされないそうです。

都立私立総合病院に勤務するU子さんは、末期がんの50代女性患者さんを受け持つことになったのですが、その死期については担当ドクターから何も知らされていませんでした。しかし、彼女を看護していて何となく危ないとは思っていたそうです。そして、ついにその時が来てしまいました。

臨終後、少し経ってその家族がやって来たのですが、なぜか明るい花束を持参し、服装も小奇麗で、いかにもお見舞いに来たといった風情でどこかおかしい。

そして、U子さんは彼らから「何でもっと早く話してくれなかったんだ!」と罵倒の嵐。

どうやら、この患者さんの旦那さんのみ告知を受けており、彼は子供や患者さんのご両親には全く知らせていなかったのです。そんなワケで、たまたまお見舞いに来たら、いきなり悲しいことになっていたという・・・。

罵倒されながらU子さんは頭を下げるしかなかったそうです。「告知されていたことは私も知りませんでした」と言っても火に油を注いでしまうでしょ、と。さらに、「私だって、ご家族に最後を看取って貰いたいわよ、悔しいわよ」

看護師さんを責めても、亡くなった方は戻って来ないのです。安らかに眠りにつけるように、最後は静かに見送りましょう・・・。

ライティング&投稿 小西 仁瑞