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看護師転職ごっこ

転職を繰り返した看護師の私が毎日元気になれるよう、仕事、人生にふらふらしたときに気ままに書いています。

これは衝撃・・・オカマを掘るのも看護師の役割?

experience

ある晴れた日の午後、年の頃は50歳前後、手入れの行き届いた7:3の髪に、良い仕立ての三つ揃えスーツ姿は、まるで英国紳士のような中年男性が内科外来に来ましたが、何かを必死でこらえているような面持ちなのです・・・

 よくよく聞いてみると、アナルプラグ(便失禁防止用の栓)が抜けなくなったのです。それも直径9センチのぶっといやつが!

抜けなくなること1週間、便も出ず、ガスも出ず、の状態で今に至る。救急車を呼ぶのも恥ずかしく、いくつかの病院をまわったのですが無下に断られて、逆に救急車を呼ぶことを勧められたそうです。やっとのことで摘便(固くなった便を掻き出す処置)の名手である看護師M子さんがいる都内の私立総合病院にたどりついたのです。

M子さんの指ワザは冴えわたり、紳士な患者さんの肛門の中奥深くまで探り、プラグの位置を確認。手早くそれを鉗子で挟んで、ここぞとばかりに抜きにかかりました。その際、ドクターはもはや補助員でしかありません。痛みに暴れる患者さんの押さえ役。この処置は、M子さんの独壇場なのです。

やがてプラグが頭を出し、出てくる、出てくる、抜けた~!続いて1週間溜めこんだ土石流がドバーッ!(※お食事中の方、ゴメンナサイ)

ご想像とおり、紳士な患者さんはもちろん”オカマ”。プレイもほどほどに・・・

オカマを掘るのは例外中の例外ですが、点滴の針を刺したり、血液を採取したりするのも看護師さんの役割。先ほどの摘便名人もいれば、注射名人と名乗る看護師さんもいます。

注射名人であるR子さん曰く、注射の上手い下手は、痛い痛くないとは無関係で、迅速にイッパツで刺せるかどうかなんだとか。下手を打つ看護師さんはイッパツで決められず、オロオロして何回も刺そうとするそうです。

そもそも、解剖生理学的に血管のある場所は決まっているので、それさえ頭に入っていれば、おデブであろうがシワクチャのご老人だろうが、R子さんはへっちゃらだそうです。要するに、血管のない人間はいないというワケ。

ただ、心臓や肝臓が悪くて、上手く刺せても点滴液等がどうしても漏れてしまう時は、ドクターに頼んで鎖骨の下や大腿の付け根等から入れてもらうこともごく稀にあるらしいです。

針を刺す時のとっておきのコツをR子さんは披露しています。

前腕の表の血管がはっきりしない時、腕の裏(外)側の方が見える時があるので、そこに刺すと良いそうです。

R子さんみたく、針はイッパツで刺してもらいたいもんですね!

ライティング&投稿 小西 仁瑞