看護師転職ごっこ

転職を繰り返した看護師の私が毎日元気になれるよう、仕事、人生にふらふらしたときに気ままに書いています。

密かな快感”摘便”

普通のお仕事をしている人から見たら、”よくそんなことができるよね”と思うであろう仕事がナースの仕事には多々あります。
そして、おそらくそのトップ3に入る仕事が”摘便”。

 摘便とは、身体が不自由だったり、寝たきりの患者さんが排便困難になった場合、肛門に指を入れて詰まったウンチを掻き出すこと。ぜひ想像してみてください(笑)。

身体を動かさないと腸の動きが鈍ってしまい、腹筋も落ちてしまうため、入院患者さんの中には浣腸しても全く効果がないくらいの便秘状態になってしまう人がよく見られます。そういう患者さんは、肛門の入り口当たりまで硬い便(硬便といいます)が詰まって、フタみたいになっているんですね。そうなると、摘便が必要です。

お湯とガーゼ、手袋、便器、キシロカインゼリー(麻酔薬の一種)など”摘便グッズ”を持っていざ出陣!

手袋をはめた後、指にキシロカインゼリーを付けて、患者さんの肛門をほぐしながらゆっくりと人差し指を入れていきます。便が指に触れたら、ゆっくりと掻き出す。大きな固まりは指で崩しながら掻き出して行きます。栓になっている便が出てしまえば、後は自分で排便できるようになるのでもう安心。

私だって、新人のときは抵抗がありました。患者さんの摘便風景を見ていて顔が引きつってしまった私。先輩は”これじゃいかん”と思ったんでしょう、摘便があるときには手をむんずと掴まれて「行くよ!」とひきずられてましたっけ・・・・・。今となっては、内心泣きながら先輩についていったのもいい思い出ですが。

ただ、摘便に関しては、不思議なことに”慣れ”を通り越して、”快感”に変わる瞬間があるんです。あなたの知り合いにナースがいたら、ぜひ聞いてみてください。

「実は、摘便って好きなんだよね」

というナース、かなり多いはず。というか、全体の8~9割くらいだと思います。

全て出しつくした患者さんの気持ち良さそうな顔を見ていると、頑張った甲斐があったなあと実感できますし、なにより摘便が終わった後にどっさり出てきたウンチの山を見ると、

「お~、こんなに出た!すっきり~」

と、爽快感を感じてしまうものなんです。自分が出してもいないのに(笑)。

だから、摘便の患者さんが出たと聞くや「私にやらせて!」と頼んですっ飛んでいくナースもちらほら見かけます。「ストレス解消は摘便!」と豪語するナースもいるくらいです。みんなあの爽快感がやみつきになっちゃうんですよね。

ライティング&投稿 小西 仁瑞