看護師転職ごっこ

転職を繰り返した看護師の私が毎日元気になれるよう、仕事、人生にふらふらしたときに気ままに書いています。

ナースは究極の売り手市場

今はどこの病院でも人手不足。
そうなると、看護学校や大学を出たナースのタマゴたちにとっては、今は”究極の売り手市場”なワケです。合同就職説明会は、プレゼント攻勢だとか。文房具やハンカチのプレゼントは当たり前、あの手この手で新人ナースの確保に必死。ある年の合同説明会は、特定の病院に学生が偏るのを避けるためになんとスタンプラリー方式を実施。たくさんの病院の説明を聞いて一定数のスタンプを集めると、抽選で海外旅行が当たる・・・・・。この話を聞いた時は、同僚たちと騒然としたものですけどね。大病院の中には、”フランス料理のフルコース付き就職説明会”を開催したところもあるらしいですよ。

では”中堅ナース”はどうでしょう?就職説明会ほどの派手さはないものの、争奪戦は、密やかに繰り広げられています。

例えば、某総合病院。紹介システムがあって、勤めているナースの紹介で新人が入ってきた場合、紹介したナースはまず1万円もらえます。そして、紹介した新人ナースが3年勤務した場合、3年目に紹介した方のナースが今度は5万円もらえるとか!

うまいこと考えたなあ、と思いますね。紹介される側のナースからしたら、全くしらない病院に就職するよりは就職しやすいし、知り合いもいるから不安も減ります。そして、そういう場合って、条件もそこそこよかったりするんですね。紹介するナースも、3年続いてくれれば5万円が手に入るワケですから、誰でもいいからとりあえず就職させちゃえ、ということもしません。長く勤められそうな人を見極めるワケです。

元同僚ナースの話。以前知り合いの医師から

「3万円あげるから、うちの病院に来ない?」

と言われたことがあるとか。そこの病院は医師にもお金が入るシステムらしく、ひとり紹介すれば一律8万円!そのうち3万円を彼女に渡しても、医師にはまだ5万円は残るワケです。こうやって聞くと、さながら”人買い”ですね(笑)。

でも、こういった”紹介”で転職するパターンって、この業界では当たり前なんです。私も前の病院を辞めた後いろいろ転職活動をしましたけど、自分で探すのは、難しいんですよね。

自分で探す場合は、少し前なら新聞の折り込み求人や、求人情報誌。今はインターネットです。だから看護師を募集している病院の情報を集めるだけならそれほど手間がかかりません。でも、給料や福利厚生が良さそうな病院でも、知り合いのナースに話を聞いてみたり、詳しく調べてみると、異様に看護師の回転率が高い、つまり離職率が高い、そういうところだったりします。結局、本当に条件がいい病院は定着率も高いから、ほとんど看護師を募集しない、ということなのでしょう。

それに、本当に働きやすい病院かなんて、実際に働いてみないと分からなかったりしますしね。勤務体制だけじゃなくて、人間関係や、職場の雰囲気とか。そう思うと、紹介システムはすごく理にかなっているのかもしれません。

看護師資格を持っていればできる仕事というのは結構ありますよ。

例えば、製薬会社。薬の知識があるナースは重宝されるみたいです。某製薬会社で、お給料がすごくいいところを見つけましたが、外資で英語必須だったのであきらめました。カナダに語学留学行った直後でしたが、短期留学しただけだしなあ、と。

他には治験コーディネーター。病院での治験をコーディネートする仕事で、製薬会社、患者さん、病院をつなぐパイプ役です。今後日本でも増えていくと思います。

それから、排泄関連の会社。排泄用品の開発・販売や、患者さんたちへの使い方を指導します。高齢化社会に向けて今後伸びていく産業でしょうね。ここも看護師資格を持った人間を積極的に採用しているみたいです。

また、老人ホームや企業の診療所、変わったところではディズニーランドのような遊園地の救護室でも看護師を募集しているようです。

こんないろいろな”働き場所”があるナースの”売り手市場”はしばらく収まりそうにありません。今看護師を目指して勉強中の学生せんには、うれしい話ですね。チャンスですよ!

ライティング&投稿 小西 仁瑞