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看護師転職ごっこ

転職を繰り返した看護師の私が毎日元気になれるよう、仕事、人生にふらふらしたときに気ままに書いています。

看護師を辞めたいと思う前に考えて!お局さま・イジメ・後輩との軋轢・・・パワハラとの境界線

experience

女性だらけの看護師の職場。それはそれは、キレイ事では片づけられない、ドロドロの人間関係が常に繰り広げられています。時には、トイレで涙を流す看護師さんもいるとか・・・。今では”パワハラ”という言葉で表現されている出来事ですが、本当にそうなんでしょうか?その境界線を覗いてみましょう。

 「年代に関わらず、仲間の90%から嫌われているわ。でもガミガミうるさいけど芯があるから私は好きよ。」と話すのは都内総合病院胃腸内科病棟に勤務するD子さん。同じ科の看護師長(通称鬼のお局さま)のことです。

この師長さんは、決められている細かい手順(知っている患者さんでもいちいち名前を確認するとか)を守らないと、即座に指摘&説教をするのです。彼女にとっての神様はマニュアル。言っていることは正論なのですが、とにかく口やかましく一言一言が心にグサグサ突き刺さり、相手をイラつかせたり、撃沈させたり・・・。休暇の希望日などもなかなか聞き入れてくれないそうです。

ただ、それでもD子さんは師長を庇うのです。師長が厳しくなるのは、当然だと。「上からはコストカット等、経営マインドを求められ、昨今の患者さんやその家族は医療や看護について細部にわたり突っ込んでくる。また、ゆとり世代以降の若い看護師さんの管理は一筋縄ではいかないし、気が休まる暇がないはずだ。」と、D子さん。プロ意識が高い師長は、尊敬すると付け加えました。確かに、ものの言い方はさておいて、マニュアルを軽視してトラブルになると取り返しがつかないということを厳しく指導しているんですね。

一方、今では師長として、自他ともに認める頼り甲斐のある都内大学病院外科師長のQ子さんは、自分の駆け出し時代を語ってくれました。

「とにかく申し送り(日勤と夜勤の引き継ぎ)の時が恐怖でした。」

先輩の看護師さんたちは、彼女の説明を聞いてくれなかったそうです。「あなたの話はわからない。」の一点張り。若かった彼女は、それを明らかなイジメと感じ、悲しみにくれて深夜の病院のトイレでオイオイと泣く日々だったと言います。

しかし、彼女は何度か辞めたいと思ったそうですが、一念発起しました。自分が十分に理解していないことは他人には説明できない、と考え直し、猛勉強したそうです。すると、先輩たちともスムーズに意思疎通ができるようになり、仕事がだんだん楽しくなって、今に至ると。「自分が変わらないと何も始まらないのよ。」と彼女は言います。

但し、このような教育の仕方は、かつては様々な業界でありましたが、今ではパワハラの一言で括りかねないでしょう。

最後に、イマドキ新人看護師のコワイお話を。

若いうちは、その仕事ぶりが未熟なのは、ある意味致し方ないことです。特に、看護師という専門職は、”経験値”が仕事を大きく左右するでしょう。しかし、最近の新人看護師さんをはじめ若い看護師さんをズケズケ叱りつけるのは考えものだと、都内総合病院オペ室師長であるU子さんは語ります。

新人看護師のF美さんは、とても物覚えが悪く一言で申せば仕事ができないのです。しかし、オペ室はその性質上、機敏性が求められるので、F美さんはU子さんや先輩看護師さんに叱責されることが度々ありました。もちろん、U子さんたちにイジメなどの悪意はさらさらありません。仕事だから厳しくて当たり前ということです。

しかし、F美さんはその場で黙っていても、SNSやブログ、ツィッター等で反撃!仕事上での注意をパワハラとして世間に訴えているのです。最近では、パワハラを理由に休みがちだそうです。

世代の違いと言えばそれまでですが、”パワハラ”という言葉で新人への教育指導が阻まれてしまっては、看護の質が下がるように思えてしまいます。

ライティング&投稿 小西 仁瑞