看護師転職ごっこ

転職を繰り返した看護師の私が毎日元気になれるよう、仕事、人生にふらふらしたときに気ままに書いています。

女医はブランドが大好きな利由は理解できるわ

研修医は女子ばかりで知られる某医大出身で、仮にYと呼ぶ。

Yはブラんド物が好きで、全身ブランドものの隙のない見事なフアッションゆえ「コマダム」のあだ名をちょうだいするほどであった。

 

一方庶民代表、研修医と、いつもある面仲の良い私は、垢抜けないノーブランド庶民服オンリーな女であった。

あるとき、Yが微笑みながら私の前でナイロン製の筆箱を取り出し、
「プラダのべンケース買っちやつた、いいでしよ1、8千円したのよ|」
私はブランドに興味がなくてプラダも知らず、すごさがよくわからなかっわと、言ったのでので、

「ふうん、プラダってロゴがなきや、ただのナイロンケースなのに高いねえ」
と、つい見て思つたことをそのまま言ってしまった。

この一言が、Yのコマダム心に火をつけた。Yは顔色を変えて言い放った。

「ナイロンじゃないのよ?パテシエートの素材と同じナイロンなんだからつ!」

怒るYの横で私は、ルイ・ヴィトンのスーツケースが海難事故のときに水に浮くよう設計された(ソースはさとうふみや氏の漫画「金田一少年の事件簿一)ように、バラシユート素材のプラダのバッグをひっくり返せば飛行機事故のときも助かるのであろうか。


今思えば、「わあ、素敵、いいなプラダ、私もほしい」みたいな反応を期待して
たんだよね?ニブくて、てごめんね」

リッチなことに、病院へタクシー通勤している先輩女医がいた。

電車だと乗り継ぎが面倒で遠回りになるからと、彼女はしばしば片道5、6千円かかるタクシー通勤をしていたのだ。

往復共にタクシーなら、1万円越えである。さすがに毎日タクシーではなかったそうだが。

お金はかかるけれど、勤務を終え極度に疲労しているのに満員電車に揺られて帰ることを孝えれば、そのくらい払っても惜しくないのだとか。ビンボーな私には、金銭的にとてもできない通勤方法だ。

このタクシー通勤の話を先輩女医から聞いたときのこと。にこっと微笑んで、
「私もタクシー使ってる。いいよお、タクシーは!」
と言いだしたのは、コマダムである。

寝坊したとき自宅にタクシーを呼んで、「K大病院まで、大急ぎで|」と運転手にお願いすると、

「親の危篤かと勘違いしてくれて」

タクシー、K大病院までぎ一ぎゆんぎゆん飛ばしてくれたんだそうだ。

タクシー運転手さあは、コマダムちやんは、親が危篤なのではありません。ただ遅刻したくないだけなのですよと、お人よしな運転手さんに教えたくなってしまった。

確かに、いきなり、つら若き乙女が悲壮な顔して「病院まで急いで!」と言ったら
何か緊急事態かと思って、急いであげたくなるよね、普通。

タクシー運転手の人情を利用しまくり、一切遅刻したことのないコマダムなのであった。