看護師転職ごっこ

転職を繰り返した看護師の私が毎日元気になれるよう、仕事、人生にふらふらしたときに気ままに書いています。

これがあるから辞められない!看護師のやりがいはココにあった

皆さんが仕事に”やりがい”を感じる時ってどんな時でしょうか?いや、そもそも”やりがい”ってなんでしょうね。確かに、仕事をすることは生きていくために必要なことなのですが、”やりがい”を感じられないと辞めてしまうことも事実あります。なので、この”やりがい”が、仕事を続けていくのにとても大切なこととも言えますね。看護師さんたちは、どんなことで”やりがい”を感じているのか、やりがいを持てない人のヒントにもなる事例をご紹介します。

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「患者さんとの信頼関係ができた時ほど無上の喜びを感じることはない!」と都内私立病院外科病棟に勤務するV子さんはシミジミと語っています。

少し間のこと、大腸がんの緊急手術で本人の意思とは関係なく人工肛門となってしまった男性患者さんがいました。その患者さんの落ち込みようはハンパではなく、看護師さんたちもとりつくしまがありませんでした。

そこでV子さんは、その患者さんに段階的に具体的目標を持たせて、それを達成することで患者さんの自信を回復させようと試みました。たとえば、便と溜める袋(パウチ)の交換方法など、今後の生活をスムーズに送るための方法を一つずつ根気よく指導していきました。

その甲斐があってか、患者さんはしっかりひとり立ちしたのです。さらには、この患者さんが、V子さんをファーストネームで呼んでくれることに、心地良いとV子さんは言います。

看護師さんが患者さんのケアをすることは、仕事としてあたり前のこと。そうは言っても、人が人を診る中で、”信頼関係”をがっちり築き上げるということが、患者さんは生きる希望持ち、そして看護師さんは、”やりがい”を感じる・・・

どんな仕事でも、”仕事だから・・・”とつまらなそうにしていても、いつまでたっても”やりがい”は感じられないでしょう。また、”やりがい”がないと、仕事は悪いスパイラルに陥り、職場の人といることが苦痛に感じることもあるでしょう。ましてや、仕事への評価が低い状態が続くと、自信を失い、「自分は能力がないから」と自虐的になり、最悪「自分には向いてない」と辞めてしまう。そして、”やりがい”を求めて新たな職場に飛び込んでみても、また”やりがい”が見つからない・・・・。これでは、一生”やりがい”が持てそうにない状況に陥ってしまいます。

しかし、仕事への”やりがい”は、その仕事への心持ち次第で変化するものです。それは、自然と湧いてくる時もあれば、周囲の人から与えてもらう時もあります。実際には、多くの人が自分で行動して、自分の”やりがい”を見つけているのです。”やりがい”は、じっと黙っていれば、天から降ってくるものではなく、自分で作っていくものなのです。

では、仕事への”やりがい”を作るのに、何をすればいいのでしょうか?

今、”やりがい”を持てず悪いスパイラルに陥っている人が思うことでしょう。答えは至ってシンプル。まずは「与えられた仕事を精一杯やる」こと。本当に精一杯やっていくと、その仕事がどういう人達や物事とつながっているのか、何のために必要なのかを、自分が担当している範囲を超え、実際に使われているところまで含めて考え始めるでしょう。または、それが見えてくることがあります。何のために必要かが見えることで、自分がやっている仕事の意味を感じることになります。すると、自ずとやりがいが湧いてくることでしょう。

看護師のV子さんも、同じような行動をしています。

人工肛門になって落ち込んでいる患者さんに、検温や血圧を測ったり、食事の補助をしたり・・・と一般的な看護でも身体的に問題なければ退院はできたでしょう。しかし、彼には、退院してからの生活と長い人生が待っているのです。人工肛門というハンディがあっても、入院する前と同じように不自由なく生活し、楽しい人生を送って貰いたい、落ち込んだまま退院したって完治とは言えない、と言ったV子さんなりの看護スタイルを貫いたんですね。そういうV子さんの気持ちを患者さんがしっかり受け止めて、信頼関係を築いたんだと思います。結果、患者さんも立ち直って元気を取り戻し、ファーストネームで呼ぶようになったというご褒美が貰えたのですね。

もし、あなたが今、仕事への”やりがい”を失っているなら、その”やりがい”を求めて別の場所へ行く前に、今、自分がやっている仕事に”やりがい”を見出せないか、もう一度よく考えてみてください。必要以上に自虐的になっていませんか?

心の持ち方次第で、変化するのですよ。

ライティング&投稿 小西 仁瑞